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【漫画みたぞ!】ニートじんせい体験紀行できるすんばらしいお話。とあるニートの日常(ウェブ漫画)

2015年10月8日

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↓ウェブ公開漫画(毎日更新だそうだ!)
 「とあるニート・フリーター達の日常」
選択肢があってそれによって違う展開のルートを生きる主人公の漫画で「なにが起こってもいい」非常におもしろい漫画。
↓作品ホームページ banner_201510080106324b1.gif
 

「これって結局どうなっても良いんじゃないか?」の快感。

まずこの漫画にはあまりテーマ性のようなものを感じない。

いやもちろんいい意味で。

そして勿論それはあるのだろうけど。

でもそう感じさせない自然感というか行き当たり感というものがあった。 つまりあるテーマにそって「こういう結論にしたい」とか「こういうことを伝えたい」というようなある種のメッセージ性のようなものを感じなくてすむ。

いやもちろんいい意味で。

そしてそれは勿論あるのだろうけど。

でも本当に「イメージでなんでもありそうなことを描きましたが基本で、とくに意味のないような描写が多いから展開を読まずにすむというかなんというか。

いやいい意味でね。

誘導されにくいというかなんというか。「こういうこと感じてほしい」というような主導的な力よりも、「ただそういう状況の人の無常を描いた感」によって「ただ見ていることができる。」

いやいい意味で。

なにかこうやはり特定のメッセージというよりも、その物事をただ眺める楽しさがある。こういった題材だともっと社会性やメッセージ性が強くなりがちで「さあ考えよう」的な、たしかにそれは有意義だけどそんなのばかりでもうんざりすることが自分にはあった。 でもこの作品はなんか眺めていられる感がある。

いや、そこから何事かを感じたり教訓としたり出来る部分はめっさあるのだ。

あるのだけど、

「これって結局どうなっても良いんじゃないか?」

と思ってならない。

これこれこうなってこれがこうだからこういうのはアレだよね。

とかじゃない。

「こうなったらどうなるんだろう?」

的にそのイメージをありありと描いているという感じが押し付けがましくなくて気持ちいい。 うん。んなんか言い表せたようなそうでないような。 わりと人が殺されちゃうけども。

 

新鮮味ザ・ワールド27

bandicam 2015-10-08 00-54-50-616 「とあるニートの日常」 

ニートが殺人にまで絡んで10年服役したあとの展開が濃い。

bandicam 2015-10-08 00-56-20-955  「とある犯罪者の日常」

まず1つのルートとしてニートが殺人的なことをする。

それはそれはドン引きしてそいつのことなどもう「さっさと終われ」くらいに思ってしまうほどのことをこの主人公ニートはやらかす。普通なら「こうなるまえになんとかしよう!」的なことで終わりそうなのに、

続き、なおかつかなり生きていく。40歳の前科者として。

殺人にまで絡んでしまったニートで40越えるオッサンの物語があそこまで長く続くとは自分にとっては新鮮。

※2015年現在まだ続いている

 

アルバイト編のこゆいデバッカー世界。

bandicam 2015-10-08 00-53-07-817 「とあるフリーターの日常」 
アルバイトする選択肢によって突入するルートではゲーム会社のバグ発見アルバイトをするのだけどこれがまた内容が濃くておもしろい。
 
だってデバッグだよデバッグ。ゲームの不具合を確認するアルバイト。
 
でもその中でのバグの発見の仕方の優劣とか、
 
バイト仲間とのコミュとか、
 
主人公のとくに意味のない挙動とか。
 
デバッカーの世界ってこんなんなのかーと。
 
なんか自分には新鮮。
 
※2015年現在まだ続いている
 

バイト辞めてネトゲ廃人になる展開の意味不明さ。

bandicam 2015-10-08 00-49-08-037 「とある???の日常」 

上記のバイトを辞める選択肢も出てくると突入するルートではネトゲ廃人化する。

とんでもない殺人者級(級というかそのもの)の人とか出ちゃうし、

めっちゃなついてるかわいい学生とか、

ゲーム内通貨売買事件とか、

とにかくいろいろ起きて終着地点が分からない感じをダラダラみるのがなんか新鮮。

さらちゃんかわええ。

※2015年現在まだ続いている

 

ていうかジャンプでやってほしいわ。

 

注意点

ただ現役ニートの方など、この漫画の主人公・仁井透(にい とおる)くんの思考に感化されて

「自分ダメだなあ」

と思いすぎてしまうと非常にまずい気がするけどね。

こういうのを客観的に見て危機感を想起させるのはいいけど、

必要以上にやると「屍に鞭打つ」ことになりかねないから。行動してるって人はそれ以上責める必要ないと思うしね。

「自分もこんな感情になってしまうなあダメだなあ」とか思い過ぎないことですな。

↓ウェブ公開漫画(毎日更新だそうだ!) 
「とあるニート・フリーター達の日常」
選択肢があってそれによって違う展開のルートを生きる主人公の漫画で「なにが起こってもいい」非常におもしろい漫画。
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フライングなニートマンの著作書籍

 

★ニートの自伝

 

13歳の少年労働兵

「不登校×少年労働」編

愚か者の人生戦記第1弾は「生まれてから13歳で少年労働兵と成ってご活躍される」までのお話。既に中年サラリーマンの如き「労働と報酬の日々」を過ごしたひとの末路へつづく。

 

やることない体験記

「ニート×無目標」編

愚か者の人生戦記第2弾は「ニート化成った18歳から21歳までのやることがなかった」ころのお話。「仕事がなくなると人は一体何をするのだろうか?」という実験データに近いモノあり。

その後もニートだし今も半ニートなんだけどね

 

★「もしも働いていたなら?」ロールプレイングストーリー

 

シャケ弁労働者した元ニートの話

「もしも、ふつうに働いていたら?」

なシミュレーション。「シャケ弁食って働いて妹たちとゲームでもしているっていうのも良いのかもなあ」の未来を想った。

 

フェアレディZで通勤したキノコ工場で正社員してやることなくなった話

「もしも、そこからさらに正社員で働いていたら?」

なシミュレーション。「結局なにすれば満足なのコイツは」的な叙事詩が紡がれた。ある意味人間失格。

 

31歳までフリーターして落ち武者した話

「もしも、ならばフリーターしながら好きなことを目指していたならば?」

なシミュレーション。今に一番近いスタイルではあったけれども。

 

不登校から復帰して労働徴兵されるまで大学に隠れた話

「もしも、ふつうに学校へ行っていたならば?」

なシミュレーション。もうそこまで遡って人生を最スタートさせてみても結局のところ結末は同じだったというオチ。学校へ行く意味を分解してみたやつ。意外と一番のお気に入りコンテンツに。「労働戦士恐るべし。労働徴兵許すまじ。」

 

 

プロフカードぼたん

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